平成29年に創祀685年を迎え、記念事業として初音森神社資料館を開館するにあたり、ご奉賛・ご指導を賜わりました皆様に感謝申し上げます。
神社の歴史の大きなひとつとなるこの資料館では、由緒は元より地域の歴史を後世に伝えるべく展示をしております。
皆様お誘い合わせご見学くださいますようお願い申し上げます。
神社の歴史の大きなひとつとなるこの資料館では、由緒は元より地域の歴史を後世に伝えるべく展示をしております。
皆様お誘い合わせご見学くださいますようお願い申し上げます。
展示資料
パネル展示
- 嘉永3年の浅草橋と現代の浅草橋界隈
- 両国広小路
- 浅草御門
- 初音の馬場
- 三ヶ月の井戸
- 藤原師賢(花山院師賢)
- 初音森神社本社境内のご紹介
- 御神宝 男神形像頭部
- 江戸城新三十六御門重ね絵図
実物展示
- 社名旗
- 浅草御門 門柱
- 六角神輿(鳳輦)
明暦の大火の惨状を描いた「むさしあぶみ」を現代語訳した書籍をお頒けしております。
ご希望の方は神社までお声掛けください。(1冊700円)
ご希望の方は神社までお声掛けください。(1冊700円)
「むさしあぶみ」という書物は、私の父が所蔵していたもので、明暦の大火が書かれています。この大火で、私が住んでいる初音森ビルの眼下に見える神田川は、多くの死者で埋め尽くされたと記録されています。
私が、この書物に魅せられたのは、大火、大地震などの災害の発生で、人間が生きるか死ぬかを迫られた時の心と行動に裸の姿を見たからです。
いつの時代でも人間には愚かさ、醜さ、汚さがありますが、一方においてこの時代の人達が救われたのは、現代に失われてしまった人を信じ、人を思いやる美しい心があったからだと思います。
私は、この「むさしあぶみ」を多くの人に読んで頂きたいと思いまして、刊行に至りました。
平成19年晩秋 田部 幸裕